文章術

「バズる」ために必要なのはコツではなく、単に「練習」なんじゃないかと思い絶望した話

この記事の内容

  • バズる方法を知っていてもバズれないのは、バズる文章が書けないから
  • バズる文章を書けるようになるためには並々ならぬ努力が必要
  • Twitter でバズるって難しいよね

 

ふと、「Twitter でバズりてぇなぁ」と思いまして、バズるためにそもそも何を頑張ればいいのか調べたところ、結局は「膨大な試行回数と反復練習なんじゃないか…?」と思った話です。

ネット上にはいくつかのバズらせ方があるようですが、いずれも「最終的にバズる文章は自分で試行錯誤して考えることが必要」と書いてあります。これは当然のことで、過去バズった書き込みをマネしても、それが成功するとは限りませんし、同じ投稿でバズったとしても、それは「バズる文章が書けるようになった」ことにはならないからです。

 

つまり、結局のところ「バズる文章を書く方法」を学ぶしかないのですが、残念なことにバズる文章の書き方はどこにも書かれていません。バズらせるための知識があっても、実際には役に立たないのです。

 

バズる文章って何だろう?

「バズる文章」とはどのような文章なのでしょうか?おそらく、無数に存在するでしょう。

では、バズる文章は「いい文章」なのでしょうか?

 

誰にでも伝わるようないい文章を書くためには、文章の書き方に関する本を読むことが役立ちます。すでに多くの名著が存在しており、これらを読むことで、確実に良い文章を書くことができるようになるでしょう。

  • 木下是雄氏:『理科系の作文技術』(中公新書、1981年)
  • 木村泉氏:『ワープロ作文技術』(岩波新書、1993年)
  • 中村明氏:『悪文』(ちくま新書、1995年)

 

さて、いい文章が書ければバズることができるのでしょうか。何となく的外れな気がします。キモは文章力じゃなくて、そういう作品づくりがうまいかどうかな気がします。

 

 

俳句や川柳からヒントが得られないか

日本にはすでに、Twitter のように「限られた文字数でどれだけ心を打つ文章を作ることができるか」の究極系が存在しています。それは俳句や川柳です。多くの人が学校で一度は作ったことがあると思いますが、俳句や川柳にもルールやコツがあり、よい作品を作成するためにはそれらを学ぶ必要があります。

しかし、大学教授であっても、読みやすい論文を完璧に書けるからといって、必ずしもいい俳句を詠むわけではありません。また、いい俳句の作り方を学んだ全員がすぐにプロ級になるかと言われるとそうではありません。彼らもまた一握りのプロになるために「何かしらの努力」をしているはずです。

 

さらに、面白いことに、現代俳句の世界では、多様なスタイルや流派があり、その中でも有名な俳人や詩人だけでなく、地域や傾向によって様々な才能ある俳人が存在しているそうです。

こんなことを言うと、俳句好きの人に怒られるかもしれませんが、文章で魅せるということと、バズにもさまざまな種類が存在していることを考えると、Twitter と似たような部分があるのではないかと思いました。何となく、このあたりにヒントがあるような気がします。

 

 

文で魅せる「作品」のプロになるということ

少し遠回りな気もしますが、俳句のプロが実際にどんな努力をしているのかを調べてみました。それは、驚くべきものでした。

①日々の継続的な努力:短い詩であるため、それぞれの句により一層の工夫や練習が必要です。日々の生活や自然の中での観察や体験を元に、様々なアイデアや表現を生み出すために、句作りの継続的な努力をしています。

②句会への参加や交流:地域の句会や全国的な大会に参加し、自身の句を発表することで、他の人たちからの意見やフィードバックを得て、向上につなげるための努力をしています。また、他の人との交流を深め、新しいアイデアや表現方法を学び取ることもあります。

③理論や技法の研究:理論や技法についての研究にも力を入れています。俳句の歴史的背景や俳句の作り方、季語の使い方などを研究し、新しい表現方法や技法を生み出すことで、自身の句作りを深めます。

④出版や講演などの発信活動:自身の句集や詩集を出版したり、講演活動を行うことで、俳句文化を発信することにも努めます。また、俳句の普及や後継者育成にも力を入れ、教育活動や俳句講座の開催などを行っています。

 

な、なるほど。これを Twitter に置き換えると、バズる文章を書くためには多大な努力が必要であることが分かります。いや、でもこれなら納得です。そりゃバズるのが難しいわけです。誰にでもできることではないでしょう。

つまり、すでにバズっているツイートを研究し、その上で自分のツイートを書いて反応を見ながら分析し、試行錯誤して研磨していくことで、バズるツイートが作れるようになるのです。しかしこの過程は、一般の人が思っている以上に遥かにレベルが高く、何回も何回も繰り返し努力しなければなりません。

 

しかし、よく考えればそうで、ある種の文章力あるいは表現力が求められるのと、勘どころや経験も必要なことを考えれば、とても一朝一夕で身につくはずもありません。なので、結局バズらせること(Twitter のプロになること)はやっぱり難しいんだなぁ、と改めて感じたのと、先が見えない努力を嫌う私はバズることを諦めてしまいましたとさ。

 

 

いや、だってキツイでしょ。

 

*****

 

ちなみに俳人 正岡子規は次のような名言を残しています。

良句もできるが、駄句もできる。
しかし、できた駄句は捨てずに書きとめておかねばならない。
自分のつくった句を粗末にして書きとめておかぬひとは、
とてものこと、一流の作者にはなれない。

 

バズは1日してならず。そういわれた気がしました。

 

 

以上です。

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